第35章 結婚式
クレハ「私だって同じです。
そんな人に出会いたかった。でもそのような人など、身近にはいなかった。
どのような学校に行こうとも、どのような人に出会おうとも、奇異な眼を向けられるだけでした。
人の本質を見てくれる人間など、聴いてくれる人など…あなたしか(くっ」俯←過去の闇を思い出して歯噛みしてる人
ケイト「私もだよ^^//」
そう言って、私の両手を取って握り締めてきた。
ケイト「初対面で、あれほど真っ直ぐに見つめられたのが人生で初めてだったからっていうのもあったのかもしれない。
自分という人間を知ろうとしてくれた。
人が勝手に振りまく風評なんて気にせず、私という人間を見てくれた。否定しないでくれた。
「誰にでも得手不得手はあります。できるようになるまで付き合いますから」って微笑んで言ってくれた。寄り添い続けてくれた//」
嬉しそうに目を細めて微笑む彼女に、私は目を見張るばかりだった。
ケイト「だから私は…ここまで来れた。怖くないって思えた。変われたんだ。
あの出会いのきっかけの第1層フィールドボスは、フライドチキン用の肉として料理してみる為だった。
今にして思えば、あの出会いはただの偶然だったのかもしれない。
それでも…その出会いが無かったら、私は今の私じゃなかった。
神様、クレハに出会わせてくれて、本当にありがとうございます//(微笑&涙目)
私の一番は、あの時から既にクレハだったんだ。
あの出会いの時、唯一「怖くない」って感じた『初めての人』。
だからクレハ、あなたと結婚したい。そう心から思って、クレハの誕生日に告白したんだ。
誕生日は知らなかったけど、気付いたら身体が、口が、自然と動いてた。止められなかった。止まらなかった。
それほどに強く、心から想える存在と出会えたんだ。
何度言っても、世界中の好きって感情を集めたって足りないぐらい…
不思議と、そう言えるぐらい好きで大好きで仕方なくって、愛しいって想うよ^^//
だからクレハ…改めて言うよ//(にっこり)
あなたのことが、世界よりも何よりも、一番大好きです。
私を、お嫁さんにもらって下さい^^//」涙
クレハ「…はい^^//」涙&ぎゅっ