第6章 ギルド
再び無料宿場へ行ってみると
ギルドメンバー全員がちょうど起きたようで、料理に舌鼓を打っていた所だった。
それから全員が食べ終わって落ち着いた後
攻略組に参戦したいメンバーがいるか尋ねてみた所、大人数いたため
その中から参戦する人を選出するため、選抜戦を行って決める旨を伝えた。
前線に参戦したいという百余名と、それ以外の全員に対し
まずはセリオン防具一式の素材集めで30レベル以上まで上げてから
一人一人へ向けてセリオン防具を作り上げていき
同じデザインのものを全員へ行き渡らせたが、結局丸一日かかった。
その後で正式に
自警団ギルド、白の鳳凰『White Phoenix』として登録した。
以上のことから、設立から次の日に選抜戦が執り行われることになった。
おまけに団服のデザインは、白を基調としており
青のラインと、肩に近い部位の両袖へ金の十字架があしらえた、『白地の長袖の服』に
同様に青のラインと、裾に金の十字架をあしらえた『白地の長ズボン』、
それに胸部を守る『シルバー色の防具』を着た感じだ。
おまけにベルトは茶色、ブーツは動きやすいよう運動靴の形状で白色。
女性でスカートやブーツを望む者がいればそうするが、大多数はズボンだ。
その装備を全員に配給する間に、やりたいことへの旨や主張を一人一人聞くことにした。
各階層の地区における警備、犯罪行為への抑止、
経験値の分配、効率化のためのセリオン防具一式の時間帯決め&予約制、
情報の伝達、各層のクエスト把握、お勧めのクエスト喚起などなど…。
様々なことが上がった。
大まかに分類すると
フォローに徹したい人、警備につきたい人、攻略につきたい人に分かれた。
警備とフォローが主に多く、次の日に攻略組への選抜戦を行った。