第6章 ギルド
ケイト「で、ギルドを作るんだろ?」
ユナ「はい!
攻略組にも参戦させてもらっているので」
ケイト「う~ん。
名前、音楽大好きギルド…略してODでどうだ?」
ユナ「何でローマ字なんですか?;」汗
ケイト「え?なんとなく」
ユナ「う~ん。どうせなら音楽を愛する会ということで…
Music Lover、MLなんてどうでしょう?」
ケイト「うん、いいと思うよ!b」
ユナ「ケイトさんも入ってくれれば有難いんですが…」
ケイト「ごめん!(両手あわせ)
自警団ギルドを作るって決めてるんだ!
他にも風林火山とか色々誘われたけど全部断った」
ユナ「へえ。ケイトさんらしいですね(微笑)
何て名前にするんですか?」
ケイト「んっとね。
『白の鳳凰』!正式名称:White Phoenix(WP)
WP (Well played)
よく頑張った。良いプレイングでした。ってのとかけて!」
ユナ「なるほど!
それで、メンバーは決まっているんですか?」
ケイト「う~ん。それが悩みどころでね?
ディアベルやキバオウ達は
アインクラッドから解放させるって目的のために『聖竜騎士団』を立ち上げたでしょ?
キリトを誘おうかとも思ったけれど、やっぱりソロの方が気楽でいいらしいし…」
ユナ「う~ん…
ケイトさんが募集してみれば、すぐに人数は集まると思いますよ?
人望ありますし、たくさんの人が助けられているから余計に」
ケイト「うん、そうだといいね^^;
とにもかくにも、アルゴに募集用の記事を加えて書いてもらうよ。
明日発行されるWeekly Argoにね」
その後、二千人近くのプレイヤーが募集に応じて集った。
あるものは防具目当て、またあるものは料理目当て、
音楽目当てのものまでいたわけだが、武器目当ての人もおり…
その中には、『救ってもらった命を、あなたに捧げたい!』という人が一番多くおり
それに面食らったのを、今でもはっきりと覚えている。
後に、全員に風月流格闘術を仕込み
そのための一週間ぶっ続けスパルタ授業によって
その当時、低レベルでありながら「攻略組ほどの実力者」を一瞬で無力化させる
『超実力派集団』になってしまったのは言うまでもない。