第34章 アメリカ到着
爺「実はの…わしもまた、同じような経験はある」
クレハ「!そうなのですか?」
爺「ああ。じゃが場所をそろそろ移そうか」
ケイト「え?」ぎゅううう
爺「対談室に通してもらってから後、まだそこで話したままじゃろう?」
『………(そういえばそうだった;』汗
未だ抱き締めたままでしたね、そういえば。
それからようやく、対談相手の会社を立ち去り、ホテルへ向かいました。
爺「こういう時は、心の中で溢れて乱される一方じゃ。
じゃから、一度寝るんじゃよ。
そして…頭を空っぽにする!」
クレハ「それで解決法が生まれるんですか!?;」
爺「生まれんとも」
『ええ!?;』
爺「だがの…それで思い悩んでおっても、傷付いた時は帰ってこん。
共に居た時間も、これからも共に居たはずの時間も、もっとリリィと翡翠とクレハと…
四人での時間も、楽しかったあの笑い声も……
たくさんのものが消え、あったはずのものを失い、哀しみ、苦しみ、絶望ばかりじゃった。
でものお…クレハがそっと撫でてくれた。
満面の笑みを向けて、「だいじょーぶ」と笑いかけてくれたっ;
それだけで…それだけでっ;どれほど救われたことかっ;;;」じーん&ぼろぼろ
クレハ「あの、お爺様?;」
ケイト「わかります;;;私も…どれほど救われたことか;;;;」だばあああ
爺「あの笑顔にわしは癒されたんじゃ;;」
ケイト「あの叱責に私は奮い立たされたんじゃ;;」←口調移ってる
『わかる!!;わかるともおおおおおお;;』ヒシィッ!!!
クレハ「あの…お二方?;」汗
『I love Klehaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!』号泣
クレハ「少しは落ち着けませんか!!?;
(何故いきなり涙ながら咆哮を!!!?;」動揺
爺「と、このように…気が付いたら吹き飛んでしまうものなんじゃよ。
そうでもないと、きっと心はそのストレスや負荷で潰れておったじゃろう。
問題の解決には繋がってないのかもしれない。
それでも、その問題はそういう「自己の為に人がどうなろうが何とも思わぬ人」が起こすことじゃ。
だからの…そういう輩こそが「勝手」という。
そいつらへの対策については知らんし、言って変わるのなら最初からせんじゃろう。
だから何をしても無駄。放置に限る」