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白い流星【ソードアート・オンライン】

第34章 アメリカ到着





爺「それでも…背負わねばならんのじゃ!!
今後も忘れてはいかぬ!!!最善の道も模索せねばならぬものなんじゃ!!!

どうしてそれを悩まず忘れられるものだと表現する!!!!?
戦時中の苦悩も知らぬ小童らが何様のつもりで語っとるんじゃ!!!!!」くわっ!!


涙ながらの激昂が響き渡る中、私は静かに頷きました。



クレハ「怒りの言葉もよく解ります;

確かに食べもしないのに無駄な殺生のように感じますよね。
その殺生の一つ一つが…とてつもない重みとなって、重しとなって苦しめていく」

爺「そうじゃよ…実際、それでノイローゼに陥る者もおった。わしも陥りかけた。

じゃが立ち直れたのは…傍にいつも寄り添ってくれた妻がおったからじゃ」涙目&わなわな


クレハ「…お婆様」

爺「じゃがそれもまた殺された。己の為、自己の利益の為じゃ。

理屈さえあれば何でも善行か?
自らの都合へ合わせるよう理屈を捏ね繰り回して、それさえ正しく見えれば赦される行為か?


赦せるものか…

たとえどのような理由があれども、大切な者を奪った輩を赦せるものか!!!!


その当時、クレハはまだ5歳じゃった。
目の前で死を体験した!!殺される時の血も、顔も覚えてしもうた!!!

殺した相手は笑っておったぞ!!!?何も悪くないと笑っておったぞ!!!!?

そういう輩を一人でも増やせば満足か!!!!?
人を傷付けて疑問も感じぬ輩を増やして何様のつもりじゃ!!!!!!


社会を好きなように描き、それに影響して殺しを働かせ、怒りのままに殺して何も感じぬ!!!

河川敷事件のような子等を増やせば満足か!!!?
授業で知識を教えてくれとる教師へ暴力を働いても何も感じぬ輩を量産すれば嬉しいか!!!!?

世の中を好きに、滅茶苦茶にかき乱せれば満足か!!!!!!???」


クレハ「要するに…漫画という存在そのものが嫌いと」

爺「いいや、それもまたものにもよる。
クレハにすすめられた作品を見た時…偏見が少し晴れた。

暗殺教室の方が遥かに熟慮されておる。

様々な立場、暴力を振るっても何も感じぬ輩の気持ち・境遇等々の…
あのような作品ばかりなら文句もつけまいて」

ケイト「殺しが楽しいと感じる輩なんて、同じ場所に閉じ込めてればいいんだ。
殺しても傷付けても何とも思わない輩も一緒に」

クレハ「え?」


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