第34章 アメリカ到着
それから程なくして移動し始め、対談場所に着きました。
未だ腹痛もやばいそうですが…一体どれほどの?;
はっ!こういう時こそ気功です!
ケイトが言うには、14歳の中3の冬に感じ取れるようになり
当時で10年近く鍛練を積んでいたらしい。
SAO発売日から去年の11月1日に硬気功への変え方を教わり、外へ働き掛ける力という感覚らしい。
例えるならば指を開き切った時や内に向かっている時等ではなく、外へ指を開こうと意識を向ける時に変化するそうだ。
全身の気もまた同様に開くように外へ意識を向けるよう変化させて、放つことができるらしい。
腰を落とし、丹田と繋げる要領で気を送り込み、その気を変質させる。
そのコツを掴めば、すぐに出来た上
普通ならば初めてでこれだけの量を送り込むなど無理だとのことから、「何かしてたんですか?」と聞かれたらしい。
その時にケイトは、それまでの間に「気功の鍛錬」を我流でずっと続けていたことを伝えたらしい。
その間にしていたことは、気を感覚でいつでも感じ取れるようにすること。
次に感覚を研ぎ澄まさせて、それを拡げる感覚で全身へ巡らせていくイメージと共に気を移動させていくこと。
これは後にその道の先生に聞いた所、凝気法というらしい。
そして日常的に走りながらでもどんな時でも感じるように鍛練を積んでおり、暇さえあれば冷えやすい末端に集中させていたらしい。
最初こそどこかに集中させた際には足や手の指先などの末端とも言える場所が冷えていたが、ずっと続けていくと冷える箇所が無くなって行き、全体的に冷えにくくなったという。
それらのケイトのやっていたことを聞いた時、先生は何も言わず聴き入っていたらしい。
人と接するよりも、日向で瞑想をしていると外から気が入ってくる感じがして気持ちいいらしい。
私も東屋で鍛練と称して共にしてみましたが、とても気持ちがよかったです。
気付けば意識した瞬間に気を感じ取れるようになったそうだ。
その気功の制御術は一朝一夕では身に付かず、長年の鍛錬の証ともいえる。
誰もが持つ生命エネルギーともいえる「気功」は実在しており
その制御法をケイトから直々に毎日ずっと叩き込まれていたからか、ある程度は会得しています。
今こそ気功を役立てる時!ケイトの腹痛に手当てすべき時です!!