第34章 アメリカ到着
ケイト「好み、合わせさせる形になっちゃって。ごめん。
あれを見た途端、吐き気が止まらないんだ。止まらなくなるんだ」
クレハ「ええ。大丈夫です。
それほど嫌いなのは先程既に理解しましたので。その理由も。
所で一体何故先程から震えて?」
ケイト「わからないか?」汗&ぷるぷる
クレハ「…ええ」汗&じっ
爺「もしや!!」はっ!
クレハ「殺気ですか!?」ばっ!←戦闘準備
爺「わしのおならの臭いにやられたか!?」
クレハ「はっ!!!?・・;」汗
ケイト「そう!」
クレハ「!?」ばっ!←振り返る
ケイト「あの匂いは臭かった!!」
クレハ「ええ!!!?・・;」
しーん(静寂数秒)
ケイト「って違わーい!!!!!!;」エアちゃぶ台返し
爺「なんじゃ違うのか。それはよかった^^」
ケイト「よかったじゃなくって!!;
その…吐き気を通り越して…腹痛まで出始めて…;
すみません;トイレ、行ってもいいですか?;」ぷるぷる←一番言いたかった一言
クレハ「ああ。いいですよ。それなら早く言ってくれれば…
あの、お顔が真っ青な上に歪んでますけど?;
痛みはどれぐらいなんですか?;」
ケイト「死にそうです;」
クレハ「そんなに!?;」
ケイト「はっきり言うと…象の子供に助走付きで全力で体当たりされたぐらい;」
クレハ「食事に何か不快なものでも!?;」
爺「いや…おそらくストレス性胃腸炎じゃろう」
クレハ「アニメや漫画一つでそこまで!!?;」
爺「おそらく…ケイトの中における価値観・吐き気を及ぼさせる考え自身が、人生そのものに等しいほどの価値だったのじゃろう。
殺された経験もあったからこそ、余計にその在り方が認められぬ。
どうあっても認められなければそれほどの拒絶反応がひどいのも頷ける。
しかしそれを周囲や他多数が認めている、その在り方含めて好いている。
霊感があるからこそ、より一層強く感じ取ってしまう。
その好感が顕著であればあるほど、その差が「自分だけおかしいのではないか」と追い込む。
それらがストレスとなって精神だけでなく気付けば身体にも表れ、胃腸にまで影響を及ぼしたのじゃろう」
クレハ「理屈は解りますが…;」
ケイト「実はその通りなんです…;
食べ物に異常はないし、ストレスぐらいしか要因無いんだよね;
トイレ行ってくる;」