第34章 アメリカ到着
撮影されていた後、流されていた音楽にケイトは気付き
ふとおもむろに私達から離れた後、いきなり音楽に合わせて踊り始めました。
ケイトは1990を左腕一本で回転を続ける中、ある変化を加えていました。
回転間に、フィギュアスケートで言う所のアップライト系の直立状態から、両膝を胸へ持ってきて右手で抱え込んだ状態で回転。
『おおおおおお!!!!』
さらにまた再び直立状態に戻し、一度ブレイクダンスのラビットの要領で左手のみでジャンプしてから両手で倒立。
回転を止めた直後、今度は逆回転になるよう右手でもまた同じことをしました。
『ひゅううううう!!!!』
それを終えた直後に今度は直立状態のまま、1990を左右の腕で交互に続けながら前へ前へと進んでいき
それからまたラビットの要領で手でジャンプ。
1回転半の側宙をしつつ両足で着地し、それからバック宙を3回ほど続けて後ろへ跳びました。
『きゃーーー!!!//』『ぴー!ぴーっ!(指笛』
次に床に体が接しないような両手だけで行うウィンドミルを繰り返し続け
それを15回転ほど続けた後、右手で右膝を抱え込みながら左手のみの片手逆立ちの状態のままポージング。
後に言うフリーズを決めました。
ケイト「ふぅー!!イェィ!」
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
またそれが観客達の度肝を抜いたようで、それが先程あった歓声です(1129ページ参照)。
クレハ「運動神経だけはいいんです、だけは」腕組&二度頷
『それだけで解決できるようなものじゃないと思う;』←総意の一致
クレハ「ぴくっ)先に向かっていて欲しいようです。行きましょう」
踊りの最中、僅かな手信号に気付き皆へそう伝えた後
私は同行してくれたケイト以外の皆を引き連れて車の駐車場所へ行きました。
ケイトもまた来るのでしょうね…派手にパルクールを決めながら(溜息)←既に想定済み
その予想は見事に当たり
観客達の要求のまま漢字で名前を直接書いただけのサインを書き終えた後
派手にパルクールを決めて辿り着いたようです。
後に記事に出た時は本当にもう恥ずかしかった…//;