第33章 アメリカへ
~おまけ・続~
・到着10分前
アスナ「クレハさん、お風呂ありがとうございました^^」ぺこり
クレハ「いえ、気持ちよかったのなら何よりです^^」
シリカ「私もつい入っちゃいました!人生初の朝シャンです^^♪」
リズベット「でもアメリカでは夜じゃなかったっけ?」
シリカ「もお!私にとっては朝です!」ぷりぷり
リズベット「はいはい。そーよね。
でも時差に慣れるのが大事だから気を付けなさいよ?
私も海外は初だから人のこと言えないけど^^;」
クライン「っつぅよか…そんなに嫌いだったんだな;」
キリト「?どうした?クライン」
クライン「いや…俺、話題に出したことあったからさ。ケイトが嫌いな奴」
キリト「あー…そういう意味か;」
クライン「それだけじゃなくてよ。結構会話にならない会話してたかもなああ…と;」
ケイト「クラインはちゃんと意図を汲み取ろうとしてくれる分ありがたい!
ただ、会話の中でいつ切り出せばいいかを見つけるのが結構難しい。
私の場合、静かになった時にしか会話切り出せないから;」ぐすっ←まだ泣いています
キリト「あー、そういうの苦手な人っているよな。
ってあれ?スグは?」
グレイク「それは聞かない方がいい場所なので…;」
キリト「ん?」
直葉「お待たせ^^;」
キリト「どこい…濡れてるな;」
直葉「あはは^^;順番待ってたら遅くなっちゃって;」
アスナ「ごめんね。一人用だったから」苦笑
リズベット「じゃんけんで私は2位!」えっへん
シリカ「すみません。いっそ一緒に入れたらよかったのですが;」
直葉「ううん!大丈夫^^」
そう会話した後、直葉は席についてからシートベルトを締めました。
クレハ「ケイト…落ち着きましたか?」
ケイト「ふるふる)…もっと、くっつかせて;」ぐすっ
クレハ「ええ。いつまでも^^」
首を横に振りながらも、また胸に顔を埋めるケイトの頭を撫でながら
私は笑みを浮かべた。
それほど、頼りにされたことが嬉しかった。
勇気を持って話し出せた最初の相手が私だったことが誇らしかった。
だからか…どんなに嫌な出来事さえも、全てが…
今までの全てが、今の私こそが、そう在る為のものだったのだと…心地よくも思えた。