第33章 アメリカへ
ケイト「あの、あまり言及しないようにね?;
もう十分過ぎるぐらいその点については議論し合ったと思うし;」
クレハ「はっ!)ええ。すみません;
そろそろそこから離れない?と言ってましたね、そういえば;」←言われてから思い出した人
ケイト「いや、わざとじゃないのはよくわかってるから大丈夫。
あ、そろそろだね。あと18分だ」
クレハ「ええ。まずは始末を!」
ケイト「いやいや…そっちじゃなくってさ」
クレハ「?何ですか?」顔を覗き込む
ケイト「…私さ…知恵袋なんてやってなくてよかったなあ、と」
クレハ「でもそうでなければ真の大人には出会えませんよ?
大人でもあぁいう質問をしているぐらいでしたし」
ケイト「そうだね…
人と接する上で、勇気を持って話す。か…
まだまだこれから長いんだから、頑張らないとだよねえ」
クレハ「そうですね。
所で…tkeというペンネームですが、関連はあるのでしょうか?」
テロップ『全くの無関係。そもそも年齢が合わない。ahjiqtrludhrさんの回答履歴でたまたま辿り着いただけ』
クレハ「そうですよね。
たまたまニックネームが似ていただけでしたか。
いずれにせよ…立ち直ってくれることを祈るばかりです」
ケイト「うん…ホント
ケイト/クレハ『「ご多幸、お祈り申し上げます」だよね/ですよね』
ケイト「考えること…結局同じだね」
クレハ「ええ。
人として励みましょう!今後の人生の糧に変えながら!!」
ケイト「うん!私も励む!
どんなに受け入れがたい経験も、私にとって折り合いの付けれる形に変えて、全部無駄にさせないぐらいに!!」ごぉ!
クレハ「ええ!その意気です!!」ごぉ!
『っぷ』くすくす
互いに考える方向が似通っていたことを嬉しく感じつつも、私達は共に笑いました。
機長『到着15分前となりました。当機は間もなく着陸体勢に入ります。
お席に着き、シートベルトをお締め下さい』
そのアナウンスに従って締めると、周囲もまた慌ただしくどたどたと足音がすぐ近くで聞こえてきました。
盗み聞きとは不逞の輩ですね。
まあいいです。聞かれて嫌だというものではないですし。
ですが…この時間で、会話を通して、それ以上に大切なことを学んだ気がします。
そんな想いの中、アメリカへ到着しました。