第33章 アメリカへ
クレハ「要するに…殺したのならば少なくとも、その殺した命を背負って、殺しという行動を取ったことを決して忘れず、その分までしっかりと生きるべきだということでしょう?
父のように所有物だからと付け上がるでもなく」
ケイト「うんっ;」頷
クレハ「要するに、それだけ某作品の主人公が大嫌いだと」
ケイト「正確には背負おうとしてない行動が気に食わない」ぐすっ
クレハ「漫画なのですから」
ケイト「漫画だからって赦していい行動とそうでない行動がある!
私にとってあれは赦せない行動No.1!だから余計に嫌い!
1位に嫌い。世界よりも何よりも嫌い。主人公にとってつけた合わせた世界なんてもっと嫌い。だから某作品丸ごと大っ嫌い!」
クレハ「…10代の頃に放送されていましたが、その敵を怒り任せに殺していながら何やらの点が発覚したのが最終回でした。
その時点から嫌いになったのですか?」
ケイト「うん;;」ぐすっ
クレハ「…いい点は見れていますか?」
ケイト「うん;でも…それ以上に、悪いという点の度合いが強過ぎる。
殺されなきゃ、あんな行動とられることがどれだけ不快かなんてわからないよ。
それを擁護する奴等なんか全員同じ目に遭っちまえばいいんだあああ;santoryujinさんのように殺しをされた上で同じ態度とられればいいんだああああ;
そうしないとあの行動の重みがどれだけ理不尽なのかなんてわからないんだああああああああ;;;」滝涙
クレハ「ええ。ひいお爺様は戦争でアメリカ兵に殺された側です。
だからこそひいひいお爺様は「アメリカ人であるお婆様」との結婚を赦してもらう時(1034ページ参照)、あれほど激しく否定したのでしょう」
ケイト「!あのビデオ…そうだったんだ」
クレハ「実は…私も、身内を殺された経験をしています。私と瓜二つというお婆様を。
小さい頃の記憶ですが…とても、大切にされていました。
慈愛を持つことの大切さを常々訴えかけてくれました。
「希望を捨てなければきっといつか…助けてくれる人に巡り会えるはずだから」と。
誰かの助けとなり、助けられ、再び助け、そうして絆が深く紡ぎ合うものなのだと。
あなたに出会った時、日々を長く共に過ごした時…不思議と、それが思い起こされてばかりでした。
お母様もまた、似たようなことを常々言っていましたから^^」