第33章 アメリカへ
クレハ「よくその考えに至れましたね」唖然
呟く中、自然と目を見開いていて頬に汗を流していた。
それぐらい、当時に感じた驚きが大きかったのだと思います。
人から聞かされた時には、その考えがあったかとすぐ納得する。
知ってから後では簡単なことだとも感じるでしょう、コロンブスの卵と同じように…
ですが、人の考えを受けて
ケイト「だってさ…
「私にとっての常識」と「周りの常識」って、天と地ほどの差があったでしょ?
私にとっては異世界くらい全くの別物に感じて、すっごく辛かったから…;
その違いからか、こっちの想いとは違う風に解釈されたこともあるし、いじめられてきたし、暴力も受けてきた。
違う分、ぶつかり合いだって激しくなるし、早とちりとか誤解とか受けること多かったし;
どれだけ違ってても…勝手に解釈して決めつけずに、それと向かい合って理解しようとすることが大切なんだと思ったんだ。
ahjiqtrludhrさんの言葉を見て、私の人生を思い返して…
余計、その想いが強くなったんだ」
クレハ「なるほど。よくわかりました。
やはりそう思うに至った経緯を聞くか聞かないかでは感じ方が違いますね」
ケイト「うん。本当に…あんな一方的に意見を押し付けるように言い連ねる人にはなりたくない、個人的にはそう見えたってだけなんだけど」
クレハ「ええ。そのように言われる側の気持ちを考えたり、意図をきちんと説明した上で伝えるのは大事なことです。
それが無ければ共感のしようがありませんので」
ケイト「…クレハ、これって変かな?」
クレハ「いいえ。至極人間臭くていいかと」ふっ&目を伏せる
ケイト「よかった^^」
そう安心したように一息ついた後、とんでもない一言を突如打ち明けられました。