第33章 アメリカへ
クレハ「私だって、あなたのお陰で学ばせてもらっています!
…あなたと出会うまで心を閉ざし、開けずにいたのですから」微笑
ケイト「表情が柔らかくなったものね^^」
クレハ「ええ^^あなたも気負い過ぎず接することができるようになりましたね」
ケイト「うん!信じること決めた!」ぐっ!
クレハ「ふふっ…」
ケイト「ははっ^^」
そう笑い合った後、互いに肩を寄せながら眠りにつきました。
ケイトの温もりをすぐ近くに感じながら、私は微笑んだ。
ふと隣を見ると、ケイトもまた笑っていて…とても嬉しく感じました。
アメリカに着くまで、とてもいい夢を見られそうです。
そうして見た夢には何故かお母様がおり、ケイトもおり
紹介をした後、共に温かな時間を過ごすことになりました。
後にお爺様まで混ざって来て、私への愛をまた再び語らい合い続け
私はまた羞恥から来る怒りと共に、二人をどつきまわして無理やり止め
それを見たお母様は、とても楽しそうに笑っていました。
それらはどれも嬉しく、今はいない人だからこそ…余計に楽しいと感じました。
そうして抱き締め合った後、気付けば…
お母様がケイトへ変わっていました。
クレハ「…?」
ケイト「…むにゃ…クレハぁぁ」にやにや&ぎゅうう
クレハ「…寝ぼけて抱き着いてしまったのですね」微笑
ふと気付けば、肩に毛布が掛けられておりました。
そして横にはお爺様が…ケイトの肩にも掛けようとしていました。
クレハ「お爺様…ありがとうございます」微笑
爺「気にせずともよい。着いてからが忙しくなるのだ。
今の内に体力と英気を養い温存しておきなさい」にっこり
クレハ「はい^^」
そう笑いかけると、そっと頭を撫でて去って行きました。
またケイトの頭もまた撫でていたことに若干腹が立ちましたが…
それ以上に、その「人の温もり」を喜ばしく感じるばかりでした。