第33章 アメリカへ
ケイト「うん。死ぬほど嫌いになる理由、よく解る!」
クレハ「!一体何がですか?」おずおず
そう言いながら少し寄ってみると、携帯の画面を見せてくれました。
クレハ「?これは?」
ケイト「『知恵袋』って言うんだけどね?
santoryujinさんの質問、見てよ」
クレハ「これは……なるほど。
その作品の主人公がその場の怒りに任せて殺した上、挙句の果てにそれに対して思い悩んでもいない。
だからこそ嫌いになったと…」
ケイト「いいがかりに聞こえるかもしれないけどさ、私も嫌いなんだよ。
人を殺した後で、そいつは笑ってた。
私さ…死刑執行を終えた時、すんごい胸糞悪かった。
たとえ悪人でも、快楽殺人者のPoHでも…とっても気分が悪かったんだ。
自らの手で殺したのなら、到底笑えない。悪夢だって見たんだから」
クレハ「その場の怒り任せだったことからその重さを理解していないのでしょうか?」
ケイト「それだけじゃないんだよ。見てよ!
ahjiqtrludhrさんの回答…とってもわかりやすい」
クレハ「ええ…同じ疑問を感じていたのは私だけではなかったのですね。
アニメを見ていて私も感じていたのです、何故返却しなかったのかという点が」
ケイト「うん…というかさ…santoryujinさんが怒るのも嫌いになるのも無理ないと思う。
私も身内を殺されたから余計、そういうのが嫌いになったし。
もしその主人公が悩みながら殺したんなら別にそこまで嫌いにはならないけど、最後はどう見ても怒り任せだったし」
クレハ「ええ。だからこそ背負っていないように感じてしまったのでしょうね」
ケイト「それとリンク先のも見てよ。回答を!」
クレハ「?ahjiqtrludhrさんの回答ですか?」
ケイト「そっちじゃなくって、tke3320さんの最後の質問に答えた回答者さん!」
クレハ「……これは…あまりにも」
ケイト「ひどいでしょ?」
そのリンク先を付けた質問の先にあったのは…あまりにもひどい内容のものでした。