第33章 アメリカへ
自家用ヘリの中にトイレもあること、東京から大阪まで58分かかることを伝えた時
皆が大層、カチーンという言葉よろしく固まった顔で硬直してしまいました;
『沖縄までプライベートジェット機ならば38分程度なのですが
冬休みの時にでも行きませんか?』と冗談も交えつつ尋ねた所
『いえいえ滅相もございません!!!』と息を揃えて断られました。
クレハ「あの…冗談ですよ?本当は40分もかかるのですから」
『十分過ぎるぐらい早いです!!!;』
この場合、私の方が非常識になるのでしょうか?;
わかりません…;
そうしてホテルに泊まる際の注意事項について説明する為
キリトとクラインとグレイク、アスナとリズベットとシリカと
直葉のグループに分かれてもらい、ドル紙幣を100枚ずつ渡しました。
キリト「え?」
クライン「くれるのか!!?」
ケイト「うん。
チップだよ。教えたでしょ?
皆スイートの部屋だから、掃除してくれるメイドさんへの枕チップは5ドル
ドアマンはタクシーを拾うのを手伝ってくれた時に1ドル
ベルボーイは大きな荷物や重い荷物を持ってくれた場合1つにつき5ドル
コンシェルジュは美味しいレストランのリサーチからスポーツの観戦チケット手配まで、宿泊客のあらゆるリクエストに答えてくれてチップの相場は相談1つにつき5ドル程度
ただし、難しい手配で時間がかかったときなど、1つで20ドル払うケースもあるんだ。
ルームサービスを頼むと、レストランのチップ同様に部屋まで来てくれたウェイターに利用額の1~2割ほどチップを払うのが常識なんだ。
で、たとえ請求書にサービスチャージが含まれている場合でもウェイターが来てくれるたびに1~2ドル払っておけば間違いないとか…
全部そらで言えるよう暗記できるまで大変だった」どっ
そう言いながら跪くケイトに…周囲は同情の目を向けていました。
あの…何でそこで一瞬私を見るのですか?;
確かに教え込んだのは私ですが
やはりあちらにとってのマナーで過ごす上では必要だと思ったから教えただけですよ?;
確かに抜き打ちテストも多々しましたが…
え?;やり過ぎでしたか?;それはすみません;(お辞儀)
ケイト「勉強になったから大丈夫。ありがとう^^」
クレハ「こちらこそ赦して下さりありがとうございます」にっこり