第32章 新ALO
クレハ「ケイト」
ケイト「?新薬の開発、わかった?」
クレハ「ええ。土地を渡して会社を立ち上げていたでしょう?
それ以外に所有していた土地で、製薬会社が立ち上がっています。
医師が製薬会社と提携を結んでいれば治験依頼は可能。
私の所の専属医師が製薬会社と提携していますので」
ケイト「なんですと!!!??;」
クレハ「?異なことを言いますね。
そうでなければ薬などすぐ出せるはずもないでしょう?」
ケイト「そりゃそうだけども!;」
それからお爺様に尋ねた所、
爺「バブルが始まった当時に
曾祖父、曾祖母、祖父、祖母、母、わし、妻とで各々100兆円ずつ持っておった上、それ以外に親戚もおらなんだ。
そうやってまとめて預け続けてあったからダイブと増えたんじゃ!^^
銀行も潰れんかったしな!」かっかっかっ!!
ケイト「…」ばったーん!!!!!
クレハ「ケイト!;」
余りの金銭感覚の違いに、ケイトは再び卒倒してしました。
爺「何でぶっ倒れとるんじゃ?
わしが持っとる土地はたかが総合して50万坪程度…
お主は全財産で100億円も持ってるじゃろうに」
クレハ「それはそれとして全財産の記録を気軽に教えるべきではないかと;(溜息)
(私も人のことを言えませんが…;」←先程教えた所
大盤小判が500万両ほどありますが(666~669ページ参照)
先程言った全財産に付け加えられていませんね…;
やめておきましょう、これ以上はケイトにとっては毒です;
もう既に毒を超えているのでしょうが…;
~バブル景気についての説明~
日銀は公定歩合といって日銀が一般的な銀行にお金を貸す時の利息を2.5%まで引き下げます。1986年では5%だったのを1987年には2.5%まで下げたので大盤振る舞い。
日銀の利息が下がれば、銀行も利息を下げて企業にお金を貸すので企業等は喜んでお金を借りたんです。
公定歩合とは日銀が一般的な銀行(皆がお金を預けたり、借りたりしている街にある銀行)へ貸し出す時の金利のこと。
この公定歩合が下がれば、銀行の金利も下がるので企業や個人もお金を借りやすくなる。
当時、まとまったお金を預けると10年で約倍になるという状況。
それが1986年12月から1991年2月までの51か月間=4年と2か月も続いたそうです…