第32章 新ALO
ケイト「ってか待って!毎週?!
毎週2億ドル?!いつから2億ドル!!?2億をいつから発散してったって??!!!;」
クレハ「落ち着きなさい、日本語がめちゃくちゃですよ?;」
ケイト「これが落ち着いて聞いてられるかってんでぃっ!!;」ぐるぐる
クレハ「そうですね…
2年での金額ではなく、1週毎の寄付の金額が2億ドルですし」
ケイト「え?やっぱそうなの?聞き間違いじゃなかったの?;」ぐらぐら
クレハ「いえ、月曜の週の始め毎に支払い続けています。
そして今もお礼の意も込めて寄付を続けているとのことなので…」
ケイト「なんですと!???!??!!;」
クレハ「SAOが始まった2022年11月6日から寄付し始めたとして
現在2025年6月18日となってもなお、未だ続けているそうなので……(スマホのカレンダー表示)
月曜がある回数で数えると…
2022年で8週、2023年で52週、2024年で53週、2025年の6月16日までの分で24週……
ざっと…」
ケイト「ざっと!!?」ずいっ!!
クレハ「137週×2億ドル=274億ドル、つまり…)
たった6兆3020億円ですね」
ケイト「…………」
ばったーん!!!!!!!
それを聞いた瞬間、脳裏に星々が澄み渡る宇宙が見えたらしく
ケイト曰く、気付けば仰向けに倒れ伏していたとのことです。
クレハ「あの…全財産の1割にも満たないのですが…;」
ケイト「みたしちゃってたら大変だよ!!!;」←意味分かってない
クレハ「…実は……その………
言うべきか、言うまいか…ずっと悩んでいたのですが」
ケイト「え?何?」
クレハ「私の家の全財産は兆の位を超えかけているので、そんなに驚かないでいただけると嬉しいのですが…」おずおず
ケイト「無理ですっ!!!!!!!!!!!!!!!;」
ええ、そうでしょうね;
あなたのことだからそうなのでしょう;悪用さえ思い付かない人ですし;(溜息)
そのケイトの怒声に似た叫び声は、屋敷中に響き渡りました。
ずっと話せずにいた為、気まずく思っていたのですが…
ケイトの場合はそれよりも、『そんなお金使えません!!!』と声を大にして叫ぶばかりでした。
私にとっては結婚する上で重要事項だと思っていたのですが、本人は全く気に留めてなかったそうです。