第32章 新ALO
現実に帰ってから、私達は行動に移しました。
ケイト「でも…ラン、元気そうに見えたね」
クレハ「ええ。
ですが、お爺様が医療の方に土地と多額の寄付を行っていたことから
より様々な研究が可能となり、医療が発展した為でしょうね」
ケイト「もしもクレハのお爺さんが寄付してなかったらと思うと…ぞっとするね;」
クレハ「ええ、本当に。
と言っても…」溜息&額押&目伏
ケイト「うん…;」汗&目伏
クレハ/ケイト『あのお爺様/さんだからねえ…;』遠い目
クレハのお爺様「嫌じゃ嫌じゃ死なせちゃ嫌じゃああああああああ;」ぼろ泣き←ふとした想像
ケイト「何でだろう…ぼろ泣きしながらあたりを駆け回っている姿が目に浮かぶ;」う~ん
クレハ「ええ、私も見えます;」
『……はあっ』溜息
クレハ「お爺様のことだから私を死なせない為なのでしょうけれど…些か過保護気味というかなんというべきか…;」腕組&溜息
ケイト「あれはもう過保護を飛び越えてると思うよ…;」汗
クレハ「2年の月日と医療の発展…毎週ざっと2億寄付し続けたそうなので」
ケイト「2億円も!!?;」
クレハ「いえ、ドルです」キラン
ケイト「なんですと!!!!!??;
ということは…えっと……(スマホ検索)
ドルドルドルドルドルドルドゥル!ドルドルドルドルドルドルドゥル!ドルドルドルドルドルドルドゥル!ドルドルドルドルドルドルドゥル!!(動揺がくぶる)
クレハ「あの、ケイト?;」
ケイト「ドルドルドルドルドルドルドゥル!ドルドルドルドルドルドルドゥル!!ドルドルドルドルドルドルドゥル!!!!$$」ぐるぐる←ケイトは混乱している!!
クレハ「落ち着きなさい!」ばしこぉーん!!!!←クレハのハリセンツッコミがケイトの脳天に炸裂した!!
ケイト「ひりひり)…痛い;」←ケイトは正気に返った!!
クレハ「動揺し過ぎです;
何ですか、たかが230億円ぐらい」溜息&腕組
ケイト「高いよでかいよ大金過ぎるよ!!!・・;」
クレハ「う…た、確かに…
普通の方の感覚で言えばそうなのでしょうけれど;」不安げ←自信なくなってきた人、さりげなく目を逸らしてる
もしも私があの自殺の時に死んでいれば、その寄付そのものがなくなるだけでなく
ここまでの医療の発展そのものがなかったのでしょうね…;(遠い目&汗)