第32章 新ALO

ケイト「その約束って一体？」

ラン「え？10層のフィールドボスに一緒に挑もうという約束で」

クレハ「すみません。それについては数分ほど前に私達が倒してしまいました；」深々お辞儀

ケイト「なんかごめんなさい；」深々お辞儀

ラン「いえいえ！ああ…ということは、ユウキは先についていたってこと？」

ユウキ「うん！先に見とこうかなって思ってね！へへっ^^♪」
ラン「それで連絡を怠っていたら元も子もないと思うけど？；」じと目

ユウキ「うっ…；それに関しては返す言葉もないよ…；
ごめん、姉ちゃん（苦笑」たらたら

ラン「いいのよ。

きっとユウキのことだから先に行ってると思ったし」溜息

ユウキ「ぱあ）姉ちゃん！」
ラン「いつものことだから」
ユウキ「ぐさっ！）は…反省してます；」しゅんっ

ラン「くすくす）^^

ごめんなさいね、ユウキが迷惑をかけたみたいで」
ケイト「いえいえ、楽しかったですよ！」

クレハ「とか言いながら光は使っていなかったじゃないですか」
ケイト「ドキッ！）！；」

ユウキ「え？！光（こう）ってもう使えるようになってるの！？
神速格闘術のあの最上位移動技だよね？」
クレハ「ええ。すでに身に付けていますとも。

だと言うのに、使えない相手には使えないと駄々をこねるんです」溜息

ケイト「だってそれこそつまんないじゃん；
相手、全然動いてないようにしか見えないんだもの；」

クレハ「確かにそうですがせめて情報源として教えておくべきことでは？」
ケイト「はい；すみません；」しゅんっ


ユウキ「…なんか、僕達似てるね^^」

ケイト「そうだね^^；
大体いつもやらかすのはこっちだし」

クレハ「そうですね、ツッコむ側の大変さも知って欲しいです」溜息

ラン「そうね。本当に」

ラン＆クレハ『…』じとおおおおお
ユウキ＆ケイト『だから！ごめんってばあああああ；』

各々へ目を向けていると、全く返ってきた同じ反応に

私達はおもむろに吹き出し、共に笑うばかりでした。



10層を探索しつつ、フィールドボスを倒す。

その約束をしていたようで、ユウキはフィールドボスの様子を先に下見に行こうとしていたようです。


それによって遭遇したのですが

この出会いは偶然か必然か、一つの未来を揺るがすきっかけとなりました。