第32章 新ALO
ユウキ「すっごい!!どうやったの今の!!」
ケイト「跳躍スキルが跳躍する方向、つまりベクトルを跳ぶ時に自在に変えれるのは知ってるな?」
ユウキ「うん!」
ケイト「その跳躍のベクトルが、私にとって斜め下前へ向けて身体を沈めるように跳躍したんだ。
それでマザーズロザリオが繰り出されている中、視界からいきなり消えたように見せる。
そして両足を抱き締めるとほぼ同時に跳躍を真上の方向へ向けて弱跳躍。
それをしながら両足を切り落とせば自然と下へ落ちる。
そこの上に出るようベクトルを調節しながら跳躍。簡単だろ?」
ユウキ「跳躍にそんな使い方があるなんて知らなかったよ!」
ケイト「そりゃ色々と試したからね…ざっと体感時間で50000年ぐらい戦ってるし」遠い目&苦笑
ユウキ「ええー!!!?」
ケイト「光を使っての修業三昧だ。やってみる?」
ユウキ「やってみるやってみる!!」ぱああ
ケイト「え?やるの?;」汗
ユウキ「うん!!!
そりゃやるしかないでしょ!!^^」ぐっ!
しかしユウキ曰く、神速格闘術の光について伝説上のものだと思っていたらしいです。
到底無茶だと諦める人が非常に多く、光でも使わないと無理なのだから確かにそうなのですが…;
やはり、特殊な環境に身を置いたものにしか身に付けられないのでしょうか?;
ふとした疑問を抱く中、ユウキが所属している《スリーピング・ナイツ》というギルドのリーダーが訪れてきました。
「ユウキ、約束はどうしたの?」
ユウキ「あ、姉ちゃん!」
ケイト「姉ちゃん?ユウキの?」
ユウキ「うん!紹介するね、僕のお姉ちゃん!」
ラン「スリーピング・ナイツのリーダーをしています、ランです。よろしくお願いします」ぺこり
ケイト「こちらこそよろしくお願いします。ケイトと言います」ぺこり
クレハ「クレハです。よろしくお願い致します」ぺこり
ユウキ「ねえねえ、姉ちゃん聞いてよ!
この二人、すっごく強いんだよ!」キラキラ
ラン「それはいいけれど、約束は?」じろっ
ユウキ「…あ;ごめん!;時間過ぎてた!?;」あわあわ
ラン「まったく…
いつも勝負事となると熱中してすっぽかすんだから」溜息&腕組
ユウキ「ごめんってば!;」あせあせ&両手合わせ
ランという方…どことなくアスナに似ていますね、雰囲気が。