第32章 新ALO
そうして新ALOにて修業をする中、気付けば6月に突入しており
その初旬の内に、私とケイトは新たな出会いを果たしていました。
《スリーピング・ナイツ》初代リーダー《ラン》、その妹のユウキでした。
最初の出会いは至極単純なもの…
ユウキ「わああ!(キラキラ)
お姉さん達すっごく強いね!勝負しようよ!//」
『え?』汗
10層のフィールドボスに対し、光を使うまでもなしと
私とケイトは素早く連携して瞬殺させた時のことです。
細かく語ると、私がボスのスキルをキャンセルさせた瞬間に
ケイトの双短剣最上位スキル攻撃《刺突連斬》へと繋げることで総合して数秒にて倒した。
そんな時にかけられた言葉がそれでした。
ケイト「…どうしよう?」
クレハ「…別に断る理由もないのでは?」
ケイト「う~ん、そうだね。
私はケイト、そちらの名前は?」
ユウキ「僕の名前はユウキ!
さ!バトルしよう!」にこにこ
そう言いながらケイトに対してバトルを申し込みました。
意外とせっかちな方のようですね。バトル好きなのでしょうか…
ケイト「うん!」
ユウキ「ってあれ?Saiverっていうの?
ってまさかあのセイバーさん!!!?」
ケイト「ビクゥッ!!!)!!;」
クレハ「あの…ケイト、あの発作は抑えて下さいね?;」
ケイト「ワ、ワカtッテイルトモ」がくがく
もう既にでかかっていますが…;
ユウキ「わあああ!//
お姉さんがSAOでの死人を押さえた大統領さん?!
まさかALOで会えるなんて!優勝決定戦のデータ見たよ!凄い!!
会えて光栄だなああああ!!
あ、サインください!!!」
ひょこひょことケイトの周囲を回り出したかと思えば、即座に色紙を渡してきました。
随分興奮しているようですね。
ケイト「ハ…ハイ」がたがた
当の色紙を受け取ったケイトはがくがくとした変な動きで、ロボットになっていますが…;
ユウキは興奮と感動で何も見えていないようですね;