第32章 新ALO
『5兆?!!』
ケイト「ん?うん。
周囲へ無料でした『お助け君の普及』で総合100憶とんで、それから地下階層のモンスター狩り尽くして
それで出たドロップ品、ひいてはレア品まで欲しがられて…
気付いたら憶超えてたよね」
クレハ「ええ、それに加えて邪神級モンスターのドロップ品まで欲しがられて」
ケイト「使わない分、売っちゃったもんねえ。キリト達にあげる分を除いて」
『ええ!!?』
キリト「もらっていいのか!?」ずいっ
ケイト「うん」
クレハ「あれで市場の相場が崩れましたし…」
ケイト「面倒だよねえ」
リズベット「それだけあったらなんだってできるわよ!?」
ケイト「でも使うのももったいないしねえ」ちらっ
クレハ「ええ。
これだけ頑張って得たものなのだから、大事に使い込みたいですね」しみじみ
キリト「そういえば倹約家だったな…」苦笑
アスナ「滅神級モンスターを倒すだけでもレイドパーティーが必要なのに…」
ヨツンヘイムに居る《邪神級モンスター》という『異形の巨人のモンスター』は、大人数連結(レイド)パーティーで挑んでも全滅するという破格の強さを誇っています。
徘徊している邪神1匹だけでも中ボスクラスに相当し、それから1撃でももらえば一発で死亡確実。
代わりに邪神級をしとめれば多額のユルド等が獲得できる為、精鋭で造られた「邪神狩りパーティー」がよく利用しているそうです。
私達もそこで家を建築し、光で何度も乱射しまくってレベ上げに励んだものです。
気付けばステータスをリセットしたというのに、全てカンストしてしまいましたし。
それを伝えた時、信じられないとでも言うような眼を次々に向けられ、呆気にとられるばかりでしたが…
ケイト「総合500億コンボだったね。
500万匹倒すだけでもそれだけ必要だから正直めんどい」
クレハ「途中から標的を探す方がめんどくさくなってきますよね」
ケイト「うん、本当に」
『光=無敵?!;』
ケイト「光速で降ってくる魔法だから。
でもって光速補正が付いている分、無敵のボスにでもダメージ与えれていたでしょ?
光を使える人が何人もいれば何百回だって倒せるじゃん」にや&キラン
キリト&直葉『地獄の幕開けだ;』
二人は光での魔法乱射の光景を知っているからこそか、素早く異口同音に反応が返ってきました。