第31章 帰還
クレハ「…(黒」めらっ
ケイト「?どうしたの、クレハー?」ふわふわ
どこかふわふわとした雰囲気を漂わせているケイトに
まさかこんな意図(浮気防止)があったとは!!!!←ありません、全くもってありません
その日の晩、私達はいつものように一緒に寝る中で
ハグをし合ったまま寝ようということになり、ケイトは非常に上機嫌になっていました。
そうですね、浮気をされるのは嫌でしょうからね←浮気をされると想定してのことだと勘違いしている人
クレハ(浮気防止浮気防止×無限大)
ケイト「あの…クレハ?;なんか怖いよ?;」
クレハ「気のせいです」
ケイト「でもね、黒いの見えてて;」ぷるぷる
クレハ「気のせいです」黒
ケイト「あの…黒k
クレハ「気の・せいです」低声
ケイト「…はい。すみません;」がくぶる
寝る前にハグした結果、ケイトはプルプルと子犬のように震えていました。
ケイト(なんか…キリトと同じく尻に敷かれている気がする;)
クレハ「…ケイト」
ケイト「ひゃい!?;」びくぅっ!!
クレハ「…浮気すると思ってのことだったのですか?」
ケイト「?ううん、全然」
クレハ「…私は、確かに愚かなことをしました。
男性の中で一番好ましい相手を選び、グレイクと結婚した。
無理やり目を他へ逸らし、男の中では彼しかと、一人だけだと。
何度も己へ言い聞かせ、彼以外へ向ける眼に蓋をして、想いにまで蓋をしました。
あなたがクラインへそうしたように…
そうすることで、もう大丈夫なのだと言い聞かせようとしました。
命の恩人に近しい存在、一度ならず命を助けられた存在
その上でよく知った身の上同士だからこそ、私達は互いと違う相手を選んだ。
結ばれないとわかっていたからこそ、その当時は特に。
血の涙を流すような心地で、私達は別れました。
無かったことにしようと、無理やり友達というように想おうとして…
それでも…隣に居たいという想いは、消し去れなかった。
どんな立場に変わったとしても、隣に居たいと願ってしまった。
どうしても離れたくない、一生あなたの隣に居たい。
グレイクとの結婚式の時、否が応でもわかってしまった。
あなたの代わりなどいないのだと、あなた以上の存在などいないのだとっ!」涙&ぎゅうっ!!
ケイト「!…クレハっ;」涙&ぎゅっ