第31章 帰還
ユイ「一撃でも食らえば終わりです!!気を付けて下さい!」
ケイト「あいよぉ!!!」
ががきぃん!!!!
ミーすけ「ぐおおおおおおおお!!!!」
がぶうううう!!!!!
アスナ「なんか…見ているだけで気の毒に思えてきたかも;」
ユイ「はい…;光で滅多打ちですし;」
アスナ「今のHPは?」
ユイ「はい。光速補正が付いているので無効であっても僅かながらに減りつつあるようです。
ですが…このペースで行くと5時間はかかるかと」
そう言葉が交わされる中、俺はログインした。
キリト「システムログイン、ID《ヒースクリフ》、パスワード……」
アスナ「?キリト君」
その瞬間、目の前に拡がったメニューから
今ならシステムを自由に行使できることがわかった。
キリト「指定したトラップ、滅神級ボスを排除」
そう呟くと同時に、目の前でメニューが自動的に動き
その罠が解除、なおかつボス自体が消え去った。
ふっ!!
ケイト「!」
ミーすけ「ぐお?」
ケイト「噛み応えのある相手だと思ったのにいいいいい!!;
せっかくのライバルがああ!;」くぅっ!!!
悔しがってる所、本当に悪い;
そう思って謝罪した所、何かしら起こらない方がいいだろうと言ってくれた。
ケイト「何かあってからじゃ遅いし、未だにこっちはここで死んだら死んじゃうんだろうからさ。
逆にありがとう^^
ちょっともったいない気がしたけどさ」ぼそ
キリト「あはは^^;
俺もこんな状況じゃなきゃ楽しんでたと思うよ(苦笑)
そう考えてくれると本当に助かる」
そう伝え合った後、気付けば意気揚々と手を取り合っていた。
何でかわからないんだけど…気が合うことが多いんだよな。
だからかな…放っておけないのは。
でも、これだけはやめて欲しい!!!//;
キリト「さあ、帰ろう。
現実世界は多分、もう夜だ…でも、すぐに君の病室に行くよ」
アスナ「うん、待ってる…最初に会うのはキリト君がいいもの^^//」
アスナの涙を拭いながら言う中、ずっと隣で騒がしい人がいた。
ケイト/ミーすけ『ヒュー♪ヒュー♪ヒュー♪/ぐおぉ♪ぐおん♪ぐおぉおおん♪』
キリト「こいつらっ!!!//」拳握&わなわな震
アスナ「あはは^^//」
後で拳骨を食らわせてしまったのはここだけの話だ;