第31章 帰還
目が覚めて一番、メニューを開くと日付は2025年1月22日AM0:00で凄く驚いた。
システムや他のアカウントからの《悪意ある干渉》…
それはきっと、実験とかを意図したそれやハッキング等、つまり自身への悪影響だろう。
というか、だからこそ自分には直接影響を与えられない。
そして閉じ込めるだけに至ったってことなんだろうし。
…夢を見せて、その変化を読み取る。それに伴って思考や感情や記憶を操る為のデータを取る実験。
それを通じて全て支配しようという悪意がひしひしと感じられる。
一刻も早く抜け出したいけれど、手持ちの壁破壊できそうなアイテムはなし。
だがあいつらに眠らせたり夢を見せるという干渉も出来ない。できるのは閉じ込めるという間接的なそれだけ。
メニュー操作はできる、でもログアウトはできない。
ってあれ?
何で《鍛冶製作神》がバグってないんだ?
もしかして…認知されているスキル同士が統合されたものだから?
短剣:1000
双短剣:1000
神速格闘術:1000←ユニークスキルから、体術クエストから得るエクストラスキルに変更
投剣:1000
跳躍:1000
疾走:1000
戦闘時回復:1000
武器返し:1000←エクストラスキル
限界重量拡張:1000
鑑定:1000
鍛冶製作神:1000←《鍛冶》と《防具製作》が統合されたスキル
料理:1000
音楽:1000←バトル中は外している
これで装備スキルは全部か。
んん?
何だこのアイテム…ストレージに入ってたけど。
あー、確か壁抜け(256,328,329ページ参照)で使った残りで
ケイト「あああああああああああああああああ!!!!!」
『うっさ!!!;』耳塞←監視員
ケイト(これだ!
外見の変化なく、何かを送りつけることができる!!
でも素材がどれだけいるのかわからない。ならいっそのこと全部つぎ込むか!)にや
ここでもスキルを使えることは実証済み!
そしてそれは、すぐにでも使えるようにたくさんのアイテムを合成済みだった。
それが故かバグっておらず、あまりにも大量の情報量によるものだと予測が付いた。
それは1月22日AM3:50の時のことだった。