• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第31章 帰還





ヒースクリフ「ケイト君、君にはまだ茅場晶彦だと見抜いた報酬を与えていなかったね。遅くなってすまない。

私のGM権限からある権限を委託しよう。
システムや他のアカウントからの『悪意ある干渉』を妨げるものだ。

君はもう少し、自分を大事にしたまえ」ふっ

温かな眼で笑みを浮かべながら言われた言葉に、私は驚くしかなかった。


ヒースクリフの手で握られた左腕に、ある模様のようなものが浮かび
小さく光を帯びてから、自身の中へと消えていった。

その時点で、それは自分のものになったのだろう。



で、実験の為の環境変化ができず、閉じ込めることしか出来ていないと…

GM権限って凄かったんだなあ…(しみじみ)



じゃなくって!!

外に出る為にはどうしたらいいかだろ!何も出来てないままじゃんか私!!;


さっきの言葉から考えると他の人達は実験を受けてるんでしょ!?;

それ止めようがないじゃん!閉じ込められてたら!!
だというのにそれ以外の権限は与えてもらってないから自分からはできないって!!!;

壁に攻撃しても跳ね返されるし!何か送ろうにも遮断されてるし!!?;

それを打ち破る何かが来ないとどうにもしようがないって!!?;
どないせいっていうねんやああああああああああああ!!!!;


よし、落ち着け。落ち着こう。

まずは目を瞑って冷静に深呼吸!そして目を開ける…



でも状況変わんないよ!!;わかってたけど変わんないよ!;(頭抱&汗)



早い話…

できることもないまま手持ち無沙汰になっていて、退屈しています。


というか、スキル100連撃溜め込んだお助け君でも出れないってどんな強度なの、この壁;



神速格闘術はバグ出てないのにきっと…

きっと、クエスト制にしたおかげなんだろうなあ……(遠い目)


特別なユニークスキルはここでは廃止してるはずだー!!って、ぎゃんぎゃんうるさかったし;

クレハ、ヒースクリフ、本当にありがとう(しみじみ)

でも監視はされてるみたいだ、反応を見るからに。




クリアしてからの記憶が私にはない。

ただただ純粋に眠りこけていたようだ。


何で?;切り離す為に隔離されていたからか?

その隔離操作によって何らかの影響が生じて、今の今まで目を覚まさなかったのかもしれない。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp