第5章 開拓者
その施設はとても大きく、2階が入り口になっていた。
階段を登ってドアを開けると、広い空間があった。
まるでホテルのフロントのようなそれに、俺達は目を奪われた。
キリト「広いな」
アスナ「ええ。
まるで、無料宿場のロビーみたい」微笑
キリト「ああ。和気あいあいと話し合う人もいたな」微笑
ケイトが作って提供しているその泊り場は、無料宿場と言われている。
(98ページ参照)
案内係「入場料は100コルになっております。
中での施設を自由に使って下さって結構です」
アスナ「あの。
温泉にサウナって、別途料金かかるんじゃ?」
案内係「いいえ、一切かかりません。全てタダです。
ただし、食堂での食事のみ別途請求ですのでご注意ください」
キリト「へえー。
滝?砂浜がプールにあるのか。
他にもカラオケ、温泉にサウナ…
なるほど、立派なレジャーランドだな」
フロントの案内係から説明を受け、見取図を受け取りながら
素直に感想を呟いた。
心なしかワクワクが込み上げてきて、笑っていた。
アスナも嬉しそうに笑っていて…
「カニを食べたいなあ^^//」と呟いていた。
キリト(風呂上がりに食べる気なのか…)苦笑
そう思いながら、案内を受けることにした。
それから、メニューをスクロールさせて水着に着替えてから進むそれに
無論、持っていない俺達は焦ったが、無料で貸し出せるらしいので
着たい水着を見繕ってから着替え、奥へと進んでいった。
その先には…広大なプールエリアと、滝があった。