• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第30章 ゲームクリア





茅場「胸を張っていい。

君は、たくさんの人を救った。
全員で攻略に一丸と取り組む為、本当の意味で帰る為に。

何より…誰もが、本当の意味で生きる為に。


このデスゲームを遊びではなく、あのように「現実と同じだがそれ以上に優しいもの」と捉えた人物は極めて稀だ。

といっても、より現実の残酷さを知っているからこそなのだろうがね」苦笑&溜息

ケイト「ヒースクリフ…死んで、ないんだよね?」

恐れをはらんだ震える声に、ヒースクリフは少し俯いてから答えた。


茅場「…それは君自身が判断したまえ。

少なくとも、私は君達プレイヤーと違ってSAOでの死が自らの死と直結しないのだから。


私は…最後まで、君に死んで欲しくないと動かされてしまったよ。


君のように、何も返ってくることなどないというのに

迷宮攻略に向かう人達を助けて回り続ける人は見たことが無かった。

ディアベル君も似たようなことをしてはいたが、何週間も迷宮に籠り続けるということはなかったからね。


結果、救い切れない命があるはずだった。

だが君はその根底を覆し、クレハ君を救い、クレハ君はケイト君を救った。

そして見違えるほどに成長したと私は思うよ。


あれほど自分などいない方が等と自殺したがっていた君が

これほどまでに見違えるほど変わるとは、ね」微笑


クレハ「大変でしたけどね」苦笑

ケイト「むっ)こっちだって大変だったよ、いきなり滅神の中に飛び込んでさあ~」腕組&ぶうぶう
クレハ「むっ)あなたこそ勝手に飛び込んで死に掛けたくせに言いますか?」腕組&じろっ

ケイト「そっちだって人のこといえないじゃんか!!;」
クレハ「いいえ、あなたよりは遥かにマシです!」
ケイト「なにをぉおおお!!」がるるる
クレハ「やりますか!!?」ぎんっ!!
茅場「ぷっw
はっはっはっはっはっはっはっ^^」

ケイト&クレハ『!!』


茅場「君達はそのままでいい。いや、そのままがいい。


変わらず、その信念を貫き続けていってくれたまえ。

君達の生き様は、見ていて実に興味深く…実に、面白い」微笑


そう言って笑いかけてから、彼は私達へ背を向けて去って行こうとした。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp