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白い流星【ソードアート・オンライン】

第30章 ゲームクリア





ケイト「!ヒースクリフ、どこ行くんだ!?」

茅場「…さあ?…それは私が決めることだ。

私が先程君に施したあれは、内密にして欲しい。他人にそれを利用されると厄介だからね」

ケイト「…わかった」

そうして彼は静かに消え、私達だけが残された。


ケイト「…あと数分だね」

クレハ「ええ」

あと残り数分に至るまで

私達は透明な床に座り込み、壊れ行くアインクラッドを静かに見つめていた。


そんな折、ケイトが身体ごと私へ向き直ってきた。



ケイト「クレハ…ちゃんと、自己紹介しとこっか」

クレハ「!え?」

ケイト「だって、大阪狭山市っていっても広いでしょ?

実家の堺市に近い場所に住んでたわけだし、名前をちゃんと伝えておかないとわからないじゃん」

クレハ「ああ…なるほど、わかりました」

そう言いながら私はケイトへと向き直り、互いに向き合った状態になりました。


そういえば、結局ケイトはヒースクリフにあの時に言われたことを教えてくれませんでしたね。

私が予測を打ち明け、頷いた後にケイトへ跪いて囁かれた二言三言を…



そう思う中、ケイトは自身の胸に手を当てながら恥ずかしそうに

顔を赤らめつつ笑みを浮かべながら、自己紹介をしてくれました。



ケイト「改めて自己紹介するね。

私の名前は田中恵土(たなかけいと)、26歳です」微笑&胸に手を当て

クレハ「私の名前は飛龍紅葉(ひりゅうくれは)、同じく26歳です^^」胸に手を当て

ケイト「クレハ…私、ずっと待ってるからね^^」

クレハ「頷)ええ。あなたを迎えに行きます。

必ず…」


手を重ね合わせ、額でそっと互いへ触れ合う中…

私達は白へと溶け合った。




そして目を開けると…懐かしい現実世界が、そこにはあった。




テロップ『この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

しかしこれらの話は全て、霊感を通じて別世界にいる自分との記憶や感覚や感情等の送り合いによって紡がれたもの。
つまり、こちらの世界にて小説として書き残した、あちら(ケイトが実在するSAO)にとっては実話となるものです。


以上。読む上での注意点でした。
突然の文章の介入、失礼しましたm(_ _)m』




アインクラッド編、これにて了――



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