第5章 Ze~ro~な智くん
智side
僕の月曜日は、いつもよりちょと遅めの朝で始まる。
待ちに待ったオフだからね♪
そりゃもう、思う存分寝るでしょo(^_^)o
だって、寝不足は身体に悪いからさ(・ω<)-☆
でも…、今日の朝は違ったんだ。
朝早くから鳴り響いた僕のスマホ。
マネージャーからの電話だ。
オフの筈なのに、どうして?、なんて思いながら電話に出ると、
「大野さん、すいません。急な仕事が入りまして…」
って、とっても慌てた様子で言われて…
「えぇ~、やだよ。僕行かないよ?」
だって今日のオフのために、一週間頑張ったんだもん( ˘•ω•˘ )
絶対行かないんだから…( *`ω´)プイッ
…って、断固拒否した僕だけど、結局”権力”ってやつには勝てなくて…
結果、僕は何の仕事かも聞かされないまま今、テレビ局の控室の鏡の前で、堅苦しいスーツを着せられて座っている。
「ネクタイ、これでいいですよね?」
スタイリストのお兄さんが、赤と青の縞々のネクタイを僕に差し出す。
僕は仕方なくそれを受け取るけど…
僕、自分でネクタイ結べないよ…(>_<)
「はぁ…」
僕は盛大な溜息を一つ吐くと、席を立ち、セットして貰った髪の毛が崩れることも構わずに、畳の上に寝転がった。
あ~あ、面倒くさいなぁ…
それに眠たいし…
ちょっとだけ寝ちゃおうかな…
僕は落ちてくる瞼に逆らうことなく、目を閉じた。
その時だった…
控室のドアがノックされた。
( ー̀дー́ )チッ!誰だよ…