第2章 マッスルニノちゃん
和也side
私は二宮和也。
仕事はしていない。
所謂、ニートってやつだ。
一日中家に引き篭もっては、ゲームに興じている、通称ゲームオタク。
たからかな…
私の身体にも、最近になって“贅肉”って奴が付き始めた(;´д`)トホホ…
とは言っても、少々お腹がプヨンとしてるぐらいだけど…σ(//ω//)テヘ
まあ私自身は、そう気にもしていなかったが、気にする輩は一人や二人はいるわけで…
私の場合は、それが“恋人”だったわけなんだがσ(//ω//)
あ、言っておくが、“恋人”と言っても、私の場合は、“女性”ではなく“男性”だ。
コイツがまた、爽やかな奴でね?
少々暑苦しくもあるが、“青春”を地で行ってるような奴なんだ。
そんな彼に、つい最近言われた言葉…
「和のお腹、プヨプヨしてて気持ちいいけど、ちょっとたるみ過ぎなんじゃない?」
正直、ショックだったね。
愛しの“彼”に言われるとは思わなかったからね?
そこで私は考えた。
こんな生活を続けていてはいけない。
まずは、体質改善から始めようじゃないかと…
そこで私は友人が通っているトレーニングジムに、体験コースの申し込みをした。
運動は得意じゃないし、好きでもない。
だが、彼には嫌われたくない。
私は意を決してジムの扉をノックした。