第4章 中華な翔ちゃん
翔side
変な雅紀だ。
大体、雅紀が盾になってくれたから、火傷なんてするわけないのに…
それに何か言いかけといて、途中で辞めちゃうし…
うーん…何か臭うなクンクン( ̄∞ ̄)
って、フライパン焦げてんじゃん!
「おい、雅紀フライパン!」
「あっ! ウソッ! うわぁっ!」
雅紀が真っ黒な煙を上げるフライパンをシンクに放り込んだ。
蛇口を捻り水を流すと、フライパンはジュワ~ッと音を立てた。
「ごめん、翔ちゃん…。折角翔ちゃんに美味しい炒飯の作り方教えて上げようと思ったのに…」
項垂れる雅紀。
「翔ちゃんさ、料理苦手でしょ? だからさ、俺…」
そうだったのか…
まさか俺のためにそこまで考えてくれてたなんて…
嬉しいよ、雅紀ィ!(T ^ T)
俺は思わず雅紀の胸に抱き付いた。
「えっ、ちょっと、翔ちゃん…?」
突然のことに戸惑って、一歩後ずさる雅紀。
そりゃそうだろ…。
俺だってなんで雅紀に抱き付いちゃってんのか…戸惑ってんだから(;^_^A
それにさ、自分でも不思議なことに、アソコがさ…
ありえないことなんだけど、痛いような…それでいて熱いような?
要はさ、勃っちゃってんだよ…
これって、原因不明の病気じゃね?σ(//ω//)