第4章 中華な翔ちゃん
雅紀side
ニラとネギの区別もつかないなんて…(>_<)
こりゃ先が思いやられるな…(;´д`)トホホ…
いやでも、ここで投げ出すわけにはいかない(ง •̀_•́)ง
俺は翔ちゃんを、立派な”料理男子”にするんだから♪
「いい、翔ちゃん? まずはこのネギを切るよ?」
まな板を二枚並べ、翔ちゃんの手に包丁を握らせる。
ここまでは基本中の基本だから、翔ちゃんも問題なさそう。
でもさ…、その左手…:;((°ө°));:
絶対ザックリやるパターンだから(;^_^A
「翔ちゃん、俺の手を見て? ほら、こう、ニャンコのてにするんだよ? 分かる?」
「こ、こうか?」
「うん、そうそう上手だよ。じゃあ、切ってくよ?」
俺の手元をチラチラ見ながら、翔ちゃんがネギを刻んでいく。
「で、出来たぞ。どうだ、完璧だろ?」
約1㎝のネギ…
う~ん、かなり太目だけど、まあ許容範囲内かな(;^_^A
「じゃあ次はハムを切ろうね?」
「フッ…、任せとけ」
おっ、ちょっとは楽しさが分かって来たのかな?
「ハムはね、大体5㎜くらいの大きさで切ってね?
…って、何してんの?」
翔ちゃんが包丁を置き、キッチンを出ると、リビングの片隅に置いた棚の引き出しを開けた。
何か探してんのかな‥σ(๑• . •๑)?