第4章 中華な翔ちゃん
翔side
寝室から戻ってきたマサキガ手にしていたのは、赤と緑のエプロンで…
正直言って、あまり趣味がいいとは言えない(>_<)
けど、俺のために用意してくれた気持ちを無下にも出来ず…(;´д`)トホホ…
俺はエプロンを腰に巻き付けた。
よく見ると、雅紀も縦と横の違いはあるものの、同じ色のエプロンをしていた。
この年になってペアルックもないとは思いつつも、服が汚れることを思えば、我慢できなくもない。
だがしかし、だ…
この頭に乗っけられた背の高い帽子…(>_<)
おそらくは”コック帽”だと思うが…
これは必要なのか?
些か疑問ではあるが、頭髪の落下防止を思えば…これも仕方ないのか…な?
「さ、始めようか♪」
雅紀の声が弾む。
「じゃあまずは野菜の下ごしらえから始めるね」
雅紀が冷蔵庫から取り出した野菜をまな板の上に並べて行く。
「ところで何を作るんだ?」
「んとね、今日は炒飯を作ろうと思ってさ」
そうか、炒飯か…(^-^)
まあ、炒飯ぐらいなら、まともに料理をしたことがない俺にも出来るだろう(((uдu*)ゥンゥン
「ん? ところで、炒飯にニラは必要か?」
俺はまな板の上の、緑色の束を指さした。
「翔ちゃん、それ”ニラ”じゃなくて”ネギ”だから…」
ハ、ハハハ…、そうなのか…σ(//ω//)テヘ