第3章 オタッキー相葉ちゃん
和也side
マサッキーの手によって私のコントローラーが外気に晒された。
さあ、よく見るんだマサッキーよ、私のコントローラーを…
「うわぁ…、立派なコントローラーですね」
マサッキーが私のコントローラーを見下ろし、感嘆の声を上げる。
だがしかし、だ…
一見完全形に見えるコントローラーだが、実はまだ完全な形ではない。
完璧なコントローラーにするには…
「マサッキー、ソレを使って修行の成果を…」
「はい、ニノッキー」
マサッキーが唇を薄く開くと、赤い舌先がチラリと姿を現す。
そして私のコントローラーの先端をペロリと舐めると、一気に口の中へ…(*´д`*)ドキドキ
あぁ…、なんて熱いんだ、マサッキーの口の中は…
「マ、マサッキー…、あ…、まずはジャンプだ…。ん…、上下に動かしてみな…さい…」
「ひゃい!」
マサッキーが私のコントローラーを根元まで口に含んだ。
そしてそれを一気に上に向かって…!
「あぁぁっ…」
思わず口から零れた私の声に合わせて、画面の中のおじさんがジャンプをする。
「上手いぞ、その調子だ…、もう一度…今度は二段跳びだ…」
「ひゃい!」
ジュジュッ、ジュジュッ…
「はぁぁぁぁん…」
だ、だめだ…。
このままでは私の方が先にゴールしてしまいそうだ…(>_<)