第3章 オタッキー相葉ちゃん
和也side
マサッキーが自室にこもってから二週間が過ぎた。
私の我慢もそろそろ限界に近づいていた、そんな時だった。
マサッキーの部屋の扉が開き、マサッキーが覚束ない足取りで出てきた。
「ニ、ニノッキー、俺、俺、…はぁ…、ついにやりました…ぁ…」
そ、その紅潮した頬…
その荒い息遣い…(*´д`*)ドキドキ
とうとうあのコントローラーを自在に操れるようになったんだな?
でもまだだ…
「では、その修行の成果を見せて貰おうか?」
私はマサッキーの手を引き、自室へと連れて行くと、布団の上に横たわった。
枕元に置いたリモコンを操作すると、部屋に置いてある数台のテレビが一斉に動作を開始した。
画面に映るのは、帽子を被って髭をはやしたおじさん。
「さあマサッキー、私のコントローラーを…」
「は、はい…」
マサッキーがゴクリと生唾を飲み込む。
どうやらかなり緊張しているようだ。
ピクリとも動こうとしない。
仕方がない(;´・ω・)ウーン・・・
ここは師匠として私が手を貸してやるとするか…( -ω- `)フッ
「まずは上からで構わないから、手でコントローラーを握ってごらんなさい」
「はい。では、失礼して…」
マサッキーの手がゆっくりコントローラーに伸びてきて…
ムギュッ…(๑°ㅁ°๑)ワオッ!!
私のコントローラーを握った。