第8章 アカデミーな相葉ちゃん♥
私は二宮和也。
映画監督をしている。
人は私を”不世出の奇才”と称しては、美辞麗句を並べては褒め称える。
ま、正直言って悪い気はしないよね( -ω- `)フッ
でもさ、褒められれば褒められるほど、人間ってのはプレッシャーってやつに押し潰されそうになる生き物で…
現にこの私ですら、次回作のことを考えると…頭が痛い。
期待の声には誠心誠意応える、てのが私のモットーでもあるからね?
でもそれには既存の俳優や、原作ありきの台本では駄目なんだ。
変な拘りだと思うだろうが、私はそういう人間なんで仕方がない。
まあ? 私の作品のファンだという輩は、そんな私を十分に理解した上で、ファンだと言ってくれているんだから、大したもんだ。
…と、私のことはここまでにして…
実は最近になって私の元に一枚の履歴書が送られてきた。
勿論写真も同封さていた。
私はその写真を一目見た時、ビビビッと来るものを感じて、早速履歴書に記載してあった番号に電話をかけた。
すると彼…、相葉雅紀は二つ返事で映画への出演を了承してくれた。
よし、これで映画が撮れる!
私はその翌日から、新作映画に向けての準備を始めた。
それはそれは抜かりなく、な。