第7章 ギラつけニノちゃん
身体をクタ~ンとさせて、床に寝そべる和也君を、俺は最高のご褒美を与えるべく抱き上げ、クルクルと華麗なターンをしながら、寝室へのドアを開けた。
紫一色の部屋の、紫のベッドカバーをかけた天蓋付きのベッドに和也君を横たえ、紫の蝋燭に火を灯した。
すると、立ち昇る煙と共に、甘い香りが部屋に広がった。
「なに、この匂い…クンクン (*´ω(・ω・*)」
「ん? この匂いかい? これはラベンダーの香りだよ? 中々いい匂いだろ?」
ラベンダーの香りには、リラックス効果は勿論のこと、鎮痛効果もあると聞くからね。
和也君のバージンナイトには、最も最適なアイテムと言えるだろう( ´艸`)ムフフ
「ふーん…。なんかトイレにいるみたい(>_<)」
ト、トイレとな…...(´°ω°)チーン
ま、まあ…、下半身剥き出しのこの状態だから、あながち間違ってもいないかもしれないが…(;^_^A
う~ん、これは中々育て甲斐がありそうだな。
「さ、和也君。そろそろ本番と行こうじゃないか…って、寝てんのかい!」
なんてことだ…
確かにラベンダーの香りにはリラックス効果があるとは言うが…まさかこれ程とは…(;´д`)トホホ…
クゥ~ッ、俺としたことが痛恨のミス!(>_<)
でも待てよ?
これはもしかしたらチャンスなのでは?
寝ている間なら、何をしても分からないのでは?
ククク、ゆっくり眠りたまえ、和也君( -言- )ククク