第7章 ギラつけニノちゃん
服全て脱ぎ終えた俺は、和也くんの手を引いてバスルームに入った。
コックを捻り、少々熱めのお湯を、和也くんの頭から浴びせかける。
するとどうだ!
あんなにもっさり寝癖のついた頭が、ペタンと伸びて…
「おや、君案外可愛いじゃないか(^-^)」
驚くことに、ペッタンコ頭の和也くんは、それまでの野暮ったい印象とは違って、赤ちゃんみたいな印象さえ受ける。
この子は磨き上げたら、とんでもなくギラついた男になるんでは?
そう思ったら、俺のテンションが限界値を突き抜ける勢いで上昇を始めた。
オリーブオイルをたっぷり配合した、MJ特製シャンプーを手に取り、丁寧に泡立ててから、それを和也くんの髪に乗せ、優しく揉むように頭を洗う。
「どうだい? さっぱりするだろ?」
「まあ…ね…」
「それは良かった(^-^) さ、次は身体を…」
頭の上のモコモコの泡をシャワーで洗い流し、今度は椿油の成分をたっぷり含ませたボディーソープを、ヘチマのスポンジに乗せた。
最初は若干痛いが、慣れると中々どうして…この痛さが快感になるから不思議だ。
「気持ちいいだろ?」
「そう…でもないけど…?」
( ˙-˙ )ムムム、それはおかしいだろ?
そんな筈はない…と思いつつも、翌々考えてみれば、和也くんはまだヘチマスポンジ初心者…
すぐに慣れるわけないか…
俺は若干ガッカリとしながらも、ヘチマスポンジを垢擦りタオルに持ち替えた。