• テキストサイズ

僕らがProducer【気象系BL】

第7章 ギラつけニノちゃん


服全て脱ぎ終えた俺は、和也くんの手を引いてバスルームに入った。

コックを捻り、少々熱めのお湯を、和也くんの頭から浴びせかける。

するとどうだ!

あんなにもっさり寝癖のついた頭が、ペタンと伸びて…

「おや、君案外可愛いじゃないか(^-^)」

驚くことに、ペッタンコ頭の和也くんは、それまでの野暮ったい印象とは違って、赤ちゃんみたいな印象さえ受ける。

この子は磨き上げたら、とんでもなくギラついた男になるんでは?

そう思ったら、俺のテンションが限界値を突き抜ける勢いで上昇を始めた。

オリーブオイルをたっぷり配合した、MJ特製シャンプーを手に取り、丁寧に泡立ててから、それを和也くんの髪に乗せ、優しく揉むように頭を洗う。

「どうだい? さっぱりするだろ?」

「まあ…ね…」

「それは良かった(^-^) さ、次は身体を…」

頭の上のモコモコの泡をシャワーで洗い流し、今度は椿油の成分をたっぷり含ませたボディーソープを、ヘチマのスポンジに乗せた。

最初は若干痛いが、慣れると中々どうして…この痛さが快感になるから不思議だ。

「気持ちいいだろ?」

「そう…でもないけど…?」

( ˙-˙ )ムムム、それはおかしいだろ?

そんな筈はない…と思いつつも、翌々考えてみれば、和也くんはまだヘチマスポンジ初心者…

すぐに慣れるわけないか…

俺は若干ガッカリとしながらも、ヘチマスポンジを垢擦りタオルに持ち替えた。
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp