第7章 ギラつけニノちゃん
和也君がズボンのポケットにゲーム機を突っ込み、ゆっくりとこちらを振り返る。
どうやらズボンのゴムは伸び切っているようだ。
「松本のおじさま、ごめんなさい。私実はこれ以外に服を持っていないの。それにこの髪だって…床屋さんに行くお金が惜しくて…」
何と言うことだ…(;-ω-)ウーン
和也君のようにまだ若い青年が、服を持っていないなんて…
もしや和也君は俺の親友の二宮君に酷い扱いを受けているのでは…
だとしたらなんて不憫な子なんだろう…
「よし、分かった。まずはその髪をなんとかしようじゃないか」
俺は和也君の手を引くと、バスルームのドアを開けた。
「えっ、ちょっと何…?」
「何って…、決まってるだろ? シャワーだ」
「はあ? ちょ、ちょっと…、えっ、えぇっ…」
暴れる和也君を押さえつけ、ヨレヨレのジャージを脱がす。
勿論、下も忘れずにな(・ω<)-☆
そして殆ど下着だけになった和也君を上から下まで、舐めるように見た。
ん?
んんん…?
なんと、今時名前入りのパンツを履いているなんて…
しかも、名前の横にはご丁寧に”6年2組”とかかれている書かれているじゃないかw(°O°)w
と、言うことは…だ、このパンツは小学校の時からの愛用品ってことになるのか?
これは…、一言で言えば物持ちが良いということなんだろうけど、なんつーか…貧乏くさい?
そうか、こんな貧乏くさい物をいつまでも履いているから、野暮ったく見えるんだ。
いっそのこと脱がしてしまえば…( ´艸`)ムフフ