第2章 マッスルニノちゃん
和也side
“腹筋”
その言葉に、俺の背中を冷たい物が伝った。
私は腹筋を鍛えるトレーニングが、最も嫌いなのだ。
腹を圧迫されると、ついつい我慢が出来なくなってしまうんだ。
そう、出そうになるんだよ、アレが…ププッと…//∇//)
なのにMJときたら…
「さあ、ここに座って下さい?」
「あ、あの、コレって、その…アレに似てませんか?」
MJが指さした台は、一見すると普通の1人がけソファに見えるが、両足を開いて座るような…
そう、産婦人科にあるような…(;´・ω・)ウーン・・・
いや、私は産婦人科へ行ったことは無いが…σ(//ω//)テヘ
「アレ、とは? もしや、産婦人科にあるような、アレの事ですか? でしたら、お気になさらずに(*^^*) このマシーンは当ジム独自で開発した物ですので」
そ、そうなのか…
私の目には、どっからどう見ても、産婦人科に置いてある物と同じに見えるのだが…(;´・ω・)ウーン・・・
でも、MJが言うのなら…
「分かりました。えっと、ここに座ればいいんですよね?」
私はMJの返事を待たずに台の上に座ると、深く腰を沈めた。
座り心地は悪くない。
「では、ちょっと倒しますね?」
えっ、コレ倒れるの?Σ(゚ロ゚;)
驚いた私を他所に、シートはどんどん倒れ、それと同時に足が持ち上がる。
…それも、おっぴろげ〜な状態で…(>_<)
嘘でしょ〜(◎-◎;)!!