第5章 Ze~ro~な智くん
翔side
番組スタッフが呼びに来たことで、急に慌てだす智くん。
そりゃそうだよね、こんなトコ見られたら、週刊〇春に面白おかしく描き立てられないからね(;^_^A
『嵐メンバーの大野智と櫻井翔、楽屋でニャンニャ』とかさ…(>_<)
そうなったら流石に困るからね(;^_^A
俺達はいそいそと身支度を整えて、揃って控え室を出た。
「あれ? 櫻井さんもご一緒だったんですか?」
「まあね、最終的な打ち合わせをね…」
「そうなの、僕ニュースなんて慣れてないから、翔くんに色々教えて貰ってたの」
そうそう、あんなことやこんなことをね(*´罒`*)♥ニヒヒ
「そうですか。あ、そろそろ時間なんで、スタンバイの方お願いしますね?」
『は~い』
慌ただしく走り去るスタッフを見送り、俺達はコッソリ手を繋いだ。
「大丈夫、俺が憑いてるから」
「うん。僕頑張る」
並んでスタジオに入った俺達に、数人のスタッフが駆け寄ってきて、ピンマイクを着け、ヘアメイクを直していく。
「お二人とも、何か運動でもされてたんですか?」
『えっ…ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ!!』
「髪、さっきセットしたばっかなのに、乱れまくってるし、メイクも汗…かしら? 落ちちゃってますけど?」
「そ、そ、そうかなぁ…、特に俺達は何も…」
言えるわけないよ、あんなことやこんなことしてました、なんてさ…(;^_^A