第2章 マッスルニノちゃん
和也side
着替えが必要だなんて、聞いてなかった。
しかもこのままじゃダメって…こまった(;´・ω・)ウーン・・・
どうしようか…
日を改めるか…?
「俺の予備のウェアをお貸ししましょう」
考えあぐねていると、目の前にやたらキラキラしたシャツとズボンが差し出された。
「ご、これは…?」
「トレーニングウェア、ですが?」
そ、それは分かるけど…いや、やっぱ分かんないけど…(;^_^A
「コレを…着るんですか?」
「はい、そうですが? なんなら、お手伝いしましょうか?」
手、手伝うって…まさか着替えを、か?
「い、いえ、大丈夫ですから💦」
ギラギラ男の手から、トレーニングウェアらしき服を引き取り、広げてみる…けど…
こんなのどうやって着るの(・_・?)
ヒラヒラはいっぱい付いてるし、袖?と思しき場所には糸みたいなのが、無数にぶら下がっている。
でもこの年になって、人様の手を借りて着替えなんて…恥ずかしいよな…
とりあえずこのトレーナーを脱いで、と…
ヒラヒラジャラジャラのシャツに袖を通…らない(>_<)
「あ、あ、あの、コレどうしたら…💦」
「ククク…、お手伝いしましょうか?」
頭を出す場所すら分からず、上半身裸でバタバタする私の肩を、ギラギラ男の両手がガシッと掴んだ。