• テキストサイズ

僕らがProducer【気象系BL】

第5章 Ze~ro~な智くん


翔side


軽く打ち合わせを済ませると、本番までの時間を、俺達はそれぞれの楽屋で過ごすことにした。

内心、智くんの中に入ったままの“イボイ棒”のことが気にはなったが、智くんが”どうしても”なんて言うから、仕方ない。

ま、リモコンは俺の手の中にあるし?
なんなら遠隔操作だって出来ちゃうし?(o´艸`)

それに智くんに用意された楽屋は、俺の楽屋のすぐ隣。

壁に耳さえ当てれば、中の様子だって伺うことだって可能だ。

智くんの身に何かあれば、すぐにでも飛び込んでいける。

安心と言えば…、まあ安心か(-ω-;)ウーン

さて、と…

本番までの一時間か…

いつもなら原稿の読み直しをするところだけど、今日は予想外の事態に、ちょっと疲れたな…ε-(´-`*)

仮眠でもしとくか♪

鞄からピンクのアイマスクを取り出し、丸めた座布団を枕に、ゴロンと横になり、アイマスクを装着した。

「ほぐれるぅ~♡」

じんわりと暖かさが染み渡って、全身の疲れが抜けて行くような気がする。

と、同時に睡魔も…って、やっべ!

アラームセットすんの忘れてた(;^_^A

折角いい感じになって来たアイマスクを外し、スマホを手に取る。

「あぁ…、あん…」

えっ、今の声って…Σ(⊙ω⊙)

もしかして智くん?
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp