第5章 Ze~ro~な智くん
智side
あ~、もぉ恥ずかしい!(ฅωฅ*)
なのに翔くんたら、何事もなかったように原稿なんて捲っちゃってさ…
あ、もしかして聞こえてなかったのかな?
だったらちょっと安心?何だけどな…( ´ω` )ホッ
「あ、そうだ。智くんさ、読めない漢字とかない? もしあれば今のうちに読み仮名ふっといた方がいいかも」
そっか、そうだよね。
僕は翔くんみたいに頭良くないし、それにさっきみたいな恥ずかしい間違いしちゃうかもしれない。
「ぢょっどまっで。びでびるから…」
えっとぉ、僕が読むのは、こことぉ…、ここかぁ…
原稿をどんどん捲って行くと、そこには僕の知らない感じがいっぱいで…(;´д`)トホホ…
「あ、ねぇ、こでなんでよむの?」
「それはねぇ…」
僕は一つ一つ翔くんに教えて貰いながら、赤いペンで読み仮名を振って行った。
気付いたら、僕の分厚い原稿は、真っ赤になっていた。
うわぁ…、こんなんで僕ちゃんと読めるのかなぁ…
なんか、超不安じゃん(>_<)
でも…
今日の三面の特集が、グループに関することで良かったかも(*^^*)♪
これならさ、もし原稿読み間違えちゃっても、アドリブでなんとかなりそうだもん♪
メンバーのことなら、よぉ~っく分かってるしね(・ω<)-☆
あ、でもその前に、この声何とかしなきゃだ(^_^;)