第11章 休暇
3日間の休暇……。
メフィストは忙しいらしく一人で日本の観光になった。
たったの3日間だったけど、結構いろんな所いけた。
大阪、沖縄、北海道。
やっぱり京都は素敵だったなぁ………
東京にいってメフィストの好きな萌えってやつも何となくわかった…
でもメフィストの部屋の方がすごかったかも…
なんで短期間に全国観光名所が回れたかって?
秘密はこの無限の鍵ってやつ!
ほんと便利…
遊びには使うなって言われてたけど…
観光に使ってたってメフィストにバレたら怒られちゃうのかなー?
クスッ…
これからここの町に住むんだし、今日はのんびり正十字町をぶらぶらしよう…
街中を歩いていると見たことのあるような人影を見つけた…
………あれって…もしかして…
やっぱり!?
『獅朗ー!』
「…ん?あっフール?!お前こんなとこでなにしてんだ??」
『何って、日本を満喫中?獅朗は?任務中?』
「いや備品の買い出しに行ってきたところだ。他にも用があって…」
荷物を掲げて見せる。
『ふーん、そっか…』
「そう言えば、明日帰るんだろ…?って聞いてねーな。」
フールはチラリと獅朗の手を見てすぐに何か考え出していた。
『あっ!…そうだ!獅朗ひま?着いてきて欲しいところがあるんだけど…』
「…どこだ?」
『メッフィーランド!休暇中に行こうと思ってたんだけど結局まだなんだよねー!近くまでいったけどなんか一人じゃ行きにくかったんだよね…』
「は?!まぢかよ…なんで俺が…」
『無理…かな…?』
困ったように獅朗を見つめる。
「……///まぁ…時間があるし…行くか…?」
頭をかきながら答える。
満面の笑みを浮かべたフールに腕を捕まれた。
「おっ!?」
『良かった!じゃあ行こう!!!』
獅朗はフールに腕を引かれてメッフィーランドに向かい進んでいった