第10章 晩餐
密壺の中に、挿入されたメフィストの長い指はバラバラに動き内側の壁を犯していく。
指がある一点に触れたとき
『ひャッ!?』
悲鳴に近い喘ぎ声を上げた。
「ココですね♪」
ニヤリと笑ったメフィストが一点を攻め続けた。
『ダ…メ!…イッちゃぅ……から…待っ…てっ!
…メフィ…ストォ…んっ……イクッ…!』
体の中を電流が走ったようにビクンと跳ね、力が抜けた。
……ハァハァハァ…
「おやぁ?これだけでイッてしまったんですか?」
……ハァ……ハァ…
『くそっ!』
胸に強く手つきメフィストを押し倒す。
ばたっ……
「おっと!?」
フールが跨がり勢いよく口を重ねてきた。
顔をあげ、髪を掻き上げたとき瞳が紅く変わっていた。
「……ふっ…これは…これは…どうするおつもりですか?」
フールは下にいるメフィストの胸から腹筋にかけて指を滑らせる
『……攻められるだけなんて…嫌……
…………待ってって言ったのに…
…………許さないから………』
フールは唇を胸元に移動させて、キュと先端を噛んだ。
メフィストの上半身が軽くぴくりと跳ねる。
浴衣のなかでそそりたつ其処を空いている手で擦る。
『フフッ…おっきいね…』
焦らしながら、唇を下へと滑らせ大きくそそりたつ先端を舐めあげる。
「っ……」
そのまま口に含み激しく動かしたかと思えば
ゆっくり…
ゆっくりと舌を絡めて上下と動かし吸い上げる
「ハァ…いい…ですね…」
フールの動きが急に止まった…
「うっ?…フール…?ハァ…」
困惑するメフィストの反応を愉しみながら…
普段隠しているメフィストの尻尾を握った…
「っ!!!?」
不適な笑みを浮かべ口を離し透明な液が滲み出る先端を舐めた…