第7章 任務
---200年前--- 23才
祭り前日…
『準備は殆ど終わったね。もう明日からお祭りかぁ。メフィストは行くの?』
机の上の書類を片付けているフール。
フールの膝の上にはすっかりペットとなっている、メフィ犬が気持ち良さそうに乗っかっていた。
質問に答えようとしたとき、ドアの向こうからすごい勢いで走ってくる足音が聞こえた。
ノックと同時に扉が開く
「フールさん。依頼です!今回は数ヵ所で憑依された人がいるとのこです。行かれますか??」
『すぐに、行きます!』
椅子から立ち上がるのと同時に、膝の上にいた飛び降りた。
メフィストは??とフールが様子を伺うと、嬉しそうに尻尾を振りついてきた。
支度を済ませ急いで現場に向かった。
青龍のモチーフが並ぶ通り、祭りで盛り上がりつつある町を抜けていく。