第23章 クロ猫
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‘フールー!’
ゴロゴロ
‘あれ、持ってきたか!?’
『もちろん。預かってるよ』
あれからすっかり打ち解けたフールとクロ。
獅郎が会いに来れない日は変わりにマタタビ酒を度々持ってくるのだった。
マタタビ酒を飲み干したあとは、フールの膝の上で過ごすのが日課になったいた。
たまたま目撃したメフィストが嫉妬でクロに会いに行くのを禁止したとかしないとか……。
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それから数年
祓魔師認定試験に受かった1人の少年。
最年少で祓魔師に…。
獅郎の背中を追い、シュラにからかわれ悔しがっていた少年はたくさんの努力をして13歳で祓魔師になった。
新米祓魔師は少しずつ着実に任務をこなし、すぐさま中一級までの実力になった。
得意分野の悪魔薬学ではその知識を活かすため正十字学園の講師に抜擢された。
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