第16章 捜索
軽いキスからだんだんと深く長くなって、息が苦しくなり口を開ければ舌が入ってくる。
フールの舌を捕らえようと絡まり合う。
舌を吸われ舌の裏、歯茎、腔内を丁寧に舐める
『んっはぁメフィ…ス…ト…』
フールは肩を押されベットに倒れた。
唇が離れると瞳を潤わせ必死に息を吸う。
顔の両側にはメフィストの手がついて身動きが出来なくなる。
「ククク、貴方は…ホントに良い顔をする…」
自分のキスだけで蕩けている顔を見てゾクゾクとさらに欲情した。
互いの唾液で濡れた唇を舌を出して舐めとる。
頬から首筋に指でなぞりバスローブの襟を下げほんのり赤くなっている体を見つめた。
「この細い首…」
くわぁっと口を開き首に噛みつく
「薄い肩…」
そのまま舌でなぞりながら肩にキスを落とす
「この白い肌…」
バスローブを更にずらし、肩、胸そして腹に舌を這わせキスを落とし吸い付き花を散らしていく。
『んっ……はぁ…ん////』
顔を赤らめ下へと下がっていくメフィストを見ると目があった。
体を這わせていた唇を離し、口に触れるだけのキスをされる。
「そして…私を見つめるこの深紅の瞳」
手の甲で頬を撫でられると無意識にすり寄りメフィストのクプッと小指を食むフール
「ククク…どれも堪らなく愛おしい…」